プラグイン概要
「AI Engine」は、Jordy Meowが開発するWordPressプラグインであり、GPT-4.1やClaude、Geminiなど主要なAIモデルをダッシュボードから直接利用可能にします。最新のバージョン2.8.1では、DALL·EモデルのAzure対応修正やOpenRouterの価格取得最適化などが含まれています(バージョン情報:2.8.1, 2025年5月3日)。
主な機能
- モデル管理:GPT-4.1、Claude 3.7、Gemini-Flashなどを簡単に切り替え。Fine-tuningやEmbeddings機能も標準搭載。
- チャットボット:ショートコードで設置可能な対話型ボットを作成。テーマ・アバター・応答フローをカスタマイズ。
- AIフォーム:テキスト、画像、音声、ファイルアップロード対応のフォームを構築し、サポートチケットやクリエイティブプロンプトに活用。
- Copilot:エディター内で「スペースキー」やワンドアイコンからリアルタイム提案・翻訳・文章リライト。
- 画像生成・翻訳:プロンプトからの画像生成、即時翻訳、既存文章のSEO最適化リライトが可能。
導入・設定手順
- WordPress管理画面の「プラグイン」→「新規追加」で「AI Engine」を検索・インストール。
- 有効化後、
Meow Apps → AI Engine
設定画面を開き、OpenAIやAnthropicなど各サービスのAPIキーを入力。 - モデル選択タブでデフォルトモデルをGPT-4.1 Nanoに設定(※バージョン2.7.6以降のデフォルト)。
- 必要に応じてチャットボット・フォーム・Copilotの各機能を有効化し、ショートコードやウィジェットで配置。
- 「Usage Insights」でトークン使用量を確認し、コスト管理を徹底。
使い方の具体例
カスタマーサポートページにチャットボットを設置し、FAQ対応や予約受付を自動化。ショートコード[ai_engine_chatbot]
を挿入するだけで導入完了。
記事執筆時にはCopilot機能でキーワードリサーチや見出し生成を即座に行い、従来の2倍以上のスピードでコンテンツ作成が可能に。
他ツール比較
機能 | AI Engine | 他社プラグインA | 他社プラグインB |
---|---|---|---|
チャットボット | ○(高度カスタマイズ可) | ○(基本対応) | △(固定フロー) |
フォーム | ○(マルチメディア対応) | △(テキストのみ) | × |
Copilot | ○ | × | △(別アドオン要) |
Embeddings | ○ | × | × |
おすすめユースケース
・営業資料サイトにAIチャットボットで顧客問い合わせを24時間対応
・社内ナレッジベースとしてPDFインポート機能でドキュメント検索の高度化
・投稿者向けにCopilotでSEO最適化を自動支援
今後の可能性
AI EngineのMCP対応により、AIがサイト管理業務を自動化する未来が到来。特定のタスクをAIエージェントに委任することで、さらに業務効率化が進むでしょう。