1. リニューアルの背景
2025年4月、マネーフォワード クラウド会計Plusでは、利用者からの要望を受けて仕訳帳画面が大幅にリニューアルされました。これまでは画面デザインや検索機能が限定的で、特に大規模な取引データを扱う際の操作性に課題がありました。リニューアル版では、直感的な操作性と多彩な検索条件が追加され、経理担当者の作業負担を大幅に軽減します。
2. 新しい画面デザインの特徴
リニューアル後の仕訳帳画面は、レイアウトをフルスクリーン化し、情報を一画面で俯瞰できるデザインに変更されました。メインエリアには取引一覧が表示され、サイドパネルで検索条件やフィルターを常時表示可能。重要な項目は強調表示され、視認性が向上しています。
3. 拡張された検索条件の活用方法
従来は日付や勘定科目のみだった検索条件に、「メモ」「コメント」「起票者」「申請者」「承認者」「差戻者」「最終更新者」が追加されました。複数選択も可能となり、たとえば「申請者:AさんかBさん、かつ承認者:Cさん」のような複合条件で素早く該当仕訳を抽出できます。
4. メモ・タグの編集機能で作業効率アップ
新機能として、仕訳行ごとの「メモ」と「タグ」を画面上で直接編集できるようになりました。従来は別画面での編集が必要でしたが、これによりワンストップで情報追記が可能。レビューや監査対応において、注釈や担当者情報をリアルタイムに付与でき、コミュニケーションコストを削減します。
5. 「MF形式」エクスポート機能変更のポイント
エクスポート機能も刷新され、「MF形式」の出力設定がより柔軟になりました。出力項目の選択肢が増え、カスタムフォーマットを登録することで、会計ソフト連携時のデータ整形が不要になります。定期的な帳票出力作業が簡略化し、他システムへの取り込みミスも減少します。
まとめと今後の可能性
本リニューアルにより、マネーフォワード クラウド会計Plusの仕訳帳は、視認性と操作性、そして柔軟性を大きく向上させました。今後はAIによる自動タグ付けや、リアルタイム連携のさらなる強化が期待されます。経理業務のDX推進にぜひお役立てください。