はじめに
企業の成長に伴い、人事・総務業務は煩雑化しがちです。採用情報の管理から勤怠管理、給与計算まで、多岐にわたる業務を一元管理できるツールが求められています。本記事では、WordPressプラグイン『WP ERP』の最新バージョン1.6を使い、人事・総務業務を効率化する方法を詳しく解説します。
WP ERPとは?
『WP ERP』は、WordPressの管理画面上でERP(Enterprise Resource Planning)機能を提供するオープンソースのプラグインです。主に以下の3つのモジュールから構成されており、必要な機能だけを選んで導入できます。
- HR(人事管理)モジュール:従業員情報の登録、勤怠管理、休暇申請対応
- CRM(顧客管理)モジュール:顧客情報管理、商談管理、活動ログ
- Accounting(会計管理)モジュール:請求書発行、支払い管理、勘定科目設定
最新バージョン1.6の新機能
バージョン1.6では、以下の新機能が追加され、人事・総務の使い勝手がさらに向上しました。
- カスタムフィールドの拡張:従業員情報に自由な項目を追加可能
- インポート/エクスポート機能強化:CSV形式での一括データ操作がシームレスに
- 通知設定の細分化:承認フローやアラートを詳細にカスタマイズ可能
- UI/UXの改善:管理画面のレスポンス速度向上とデザイン刷新
導入ステップ
- プラグインのインストール:WordPress管理画面 > プラグイン > 新規追加で「WP ERP」を検索し、インストール・有効化。
- 初期設定:サイドバーの「ERP」メニューからセットアップウィザードを起動。
- モジュール選択:必要なモジュール(HR、CRM、Accounting)を有効化。
- 組織情報の入力:会社名、通貨、会計年度など基本情報を設定。
- 従業員・顧客データの登録:手動もしくはCSVインポートで一括登録。
- どうりょくのカスタム:必要に応じてカスタムフィールドや通知設定を追加。
活用するためのポイント
運用開始後は以下のポイントを押さえると、効果的に活用できます。
- 定期的なデータバックアップ:CSVエクスポートで月次のバックアップを実施。
- 社員教育:新機能リリース時は管理画面の変更点を共有。
- プラグイン連携:他のWordPressプラグイン(例:WooCommerce、WP Mail SMTP)との連携で運用範囲を拡大。
今後の可能性
WP ERPはオープンソースであるため、コミュニティによる拡張プラグインやAPI連携が期待できます。将来的には勤怠管理システムや給与計算ソフトとの自動連携で、さらなる業務効率化が実現可能です。